2014年09月15日

最後の量産先行車 "N21"

 「8両編成」が当たり前だった長野新幹線。私もまさか一生のうちで、新幹線を毎日使う機会に恵まれるとは、思ってもいませんでした。今ではちょっとご無沙汰してしまっていますが、それにしてもE7系の増備の速さには驚かされるばかりです。

 E2系N編成も、確かに8両編成固定ではありましたが、量産先行車、VVVF(IGBT)、VVVF(生え抜きの編成&J編成と中間車を交換し、GTOとなった編成)というように、毎日乗っていてもなかなかおもしろいものがありました。現在では廃車も進んでいるようで、先述した量産先行車の中で、N1編成が既に廃車となっているようです。

 これにより、残る量産先行車はN21編成のみ。E2系の初期から活躍し、転属前はJ1編成を名乗っていました。N1編成同様、GTOのタイプが違うのでしょうか、加速音・減速音が他の編成と異なります。また同じ量産先行車同士でありながら、座席はN1とN21は若干異なっていました。(=後に両編成とも、壁・座席の取替えが行われました)

 そんな長野新幹線の "主" E2系も、今ではE7系に移り変わりつつあり、両数もあいまって何だか寂しく見えます。とはいえ、来年3月の北陸新幹線開業後も、一部のE2系は残るとのこと。数は減りつつありますが、今後も元気に活躍してくれることを祈るばかりです。


大宮で撮影したN21編成。今なお "現役第一線" で走り続けています